「コーチングってすごい!」と強く感じた私の体験

コーチングの体験事例

コミュニケーションのパターンを変える法
子供とのエピソード ~相手の感情を受け止める~

「あ~、またやっちゃった!」

夫婦でも親子でも、トラブルの時、なぜか同じパターンを繰り返している。
なんていうことはありませんか?

ちっとも上手くいかなくて、内心うんざりしながらもいつもそこから抜けられない。
そんな経験はどなたでもお持ちだと思います。

そういう私も、思春期の子供と、思いっきりワンパターンのバトルを繰り返していました。
その時、パターンを変えるためにとても役立ったのがコーチングだったのです。

それまで何度となく繰り返されてきた、高校生の息子との会話です。

いつものパターン

息子:「先生のせいで僕が勉強できないんや!」(怒っている)

母 :「何言ってるの。自分が悪いんでしょ?いつもそうやって相手のせいにするからよくないのよ。」(冷静に批判、評価している)

息子:「僕は教え方のことを言ってるんや!あの先生・・」(もっと怒リ出す)

母 :「だから、先生の問題じゃないって言ってるでしょ。まず自分がやってからにしたらどうなの。」(相手の言葉を遮って話し出す)

息子:「もういいっ!!」(キレてプイっと外へ出て行く)

息子の言っていることを否定し、決めつけ、批判しています。
最後には、息子の話をさえぎって否定した上、命令をしています。
こうして書いてみると、関係悪化は必至の会話ですね。
我ながら納得してしまいます。(笑)

では、コーチングを使ってみた時の会話です。
実はこの時が、「コーチングってすごい!」と最初に私が実感した場面なのです。

コーチング的に関わると

息子:「先生のせいで僕が勉強できないんや!」(怒っている)

母:「そうなんや。先生のせいで勉強ができないと思ってるんだね。」

息子:「そうやねん!だいたいあの先生はな・・・・・」(延々不満が続く)

母 :「そうなんだ、そう思ってたんだねぇ。」

(この後、ひたすら聞き続けること約5分)

息子:「基本のところをちゃんと説明してくれないから、授業がよくわからないねん。みんなもそう言ってる。」(かなり落着いた様子)

母 :「それでわからないんだね。じゃあ、どうしたらいいと思う?」

息子:「明日みんなと話してみようかな」(スッキリした顔になっている)

ここで私がしていたのは、とてもシンプルなことです。
相手の言葉をそのまま繰り返す、オウム返しと言う方法です。

言葉を繰り返しながら、心でやっていたのは、「相手の感情を受け止める」ということです。
同意することとは違いますので、相手が間違っていると思う場合でも、感情を受け止めることはできます。
「あなたはそう思っているんですね」と返せばいいのです。
相手から投げられたボールをちゃんと受け取る、というイメージです。

この一言でいつものパターンが変わり始めます。

相手は受け止めてもらえたという安心感を持ち、感情を言葉にし、次第に落着いていきます。
聞く側も、相手の感情に巻き込まれずに済みます。

もちろんこれだけで全てが変わったわけではありません。
でも、一時は互いに顔を合わせるのが憂鬱になるほどだった親子関係が、
良い方向に向かいはじめる手応えを感じた最初の瞬間でした。

相手との関係を良くしたい気持ちさえあれば大丈夫!
これを一つ意識するだけで、プライベートからビジネスまで、いろんな場面で応用が利きます。

カタチから入ってもいいんです。
まずは小さな成功体験をひとつ、作ってみませんか?